2025年12月23日
ルビーフラクショナルでシミ・くすみ改善!仕組みと効果を詳しく紹介
ルビーフラクショナルは、ルビーレーザー(波長694nm)とフラクショナル照射という2つの技術を組み合わせたレーザー施術です。主に、シミやくすみ、色素沈着の改善をしながら、肌のハリやキメも整えます。
ルビーフラクショナルでシミ・くすみ改善!仕組みと効果を詳しく紹介 - 目次
ルビーフラクショナルの特徴
ルビーレーザーの特徴
使用するのは波長694nmのレーザーで、メラニン色素に特に吸収されやすく、吸収された光は熱に変わり、シミやそばかす、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)など、色素性病変を破壊します。周囲の皮膚や組織にはあまり吸収されないため、ダメージが少ないのが特徴です。
フラクショナル照射
レーザーや高周波などのエネルギーを細かい点状(マトリックス状)に細かく分割して照射する方式のことです。肌全体にまんべんなく照射するのではなく、マイクロ単位の「マイクロドット状」に間隔を空けて照射するのが特徴です。
照射されない健康な組織が、ダメージを受けた部分の修復を助けるので、ダウンタイムが短くてすむのが特徴です。
ダメージを抑えつつ肌質改善も促進
メラニン色素にピンポイントでアプローチしつつ、肌全体のコラーゲン生成やターンオーバー促進も期待できます。また、通常のルビーレーザー(スポット照射)よりダウンタイムが少なく、リスクが低いのがメリットです。
ルビーフラクショナルが作用する皮膚の層
ルビーフラクショナルは、主に表皮~浅い真皮層(特に乳頭層)にアプローチするレーザー治療です。
表皮(角質層~基底層)
メラニンを選択的に破壊し、ターンオーバーを促進し、シミ・くすみを改善します。
真皮(乳頭層)
微細な熱刺激で線維芽細胞を活性化し、コラーゲン生成を促進。肌にハリを与えます。
真皮(網状層)
ルビーフラクショナルは、皮膚の深部である真皮層にはアプローチしにくいため、深いシワやたるみの改善は難しいとされています。こうした深いシワやたるみには、HIFUやRFが向いています。
ルビーフラクショナルの効果
1. シミ・そばかすの改善
メラニン色素に選択的に反応する波長のため、濃いシミにも高い効果を発揮します。
また、濃いシミだけでなく、薄いシミや点在するそばかすにも同時にアプローチできるのが良いポイントです。
2. くすみ・色ムラの解消
くすみや色ムラ、日焼けや摩擦による色素沈着などが気になる顔全体の肌トーンを均一に整えることで、透明感をアップします。
3. 肝斑のリスクを抑えつつ治療可能
通常のルビーレーザーだと肝斑を悪化させることがありますが、フラクショナル照射は低出力のため、照射時の刺激を抑えられ、肝斑混在肌にも対応可能です。
4. 肌のハリ・キメの改善
フラクショナル照射により微細な熱ダメージが加わり、真皮層の繊維芽細胞が刺激され、コラーゲンの生成が促進されます。これにより、肌は内側からふっくらし、毛穴の引き締めや小ジワ改善、肌質改善が期待できます。
5. 肌の代謝(ターンオーバー)促進
古い角質が押し出され、肌が新しく生まれ変わるような効果が得られます。ざらつきやゴワつきの改善にもつながります。
6. ハリ改善で毛穴を目立ちにくくする
ルビーフラクショナルでは、加齢やたるみによる「開き毛穴」や乾燥、キメの乱れによる「乾燥毛穴」を改善します。ただし、「黒ずみ毛穴」や「炎症性のニキビ跡の毛穴」などの重度の毛穴トラブルには他の毛穴に特化した施術(ブレッシング、ダーマペン、フラクショナルCO2レーザーなど)との組み合わせが必要になります。
ルビーフラクショナルの施術の流れ
1. カウンセリング・診察(初回のみ)
医師が肌の状態やシミの種類、施術歴などを確認します。
ルビーフラクショナルが適応かどうかを判断し、リスクや注意点もしっかり説明します。
ここで不安点や疑問点をしっかり確認しておくことが大切です。
2. クレンジング・洗顔
照射前にメイクや皮脂をしっかり落とし、まっさらな肌状態でレーザーが均一に当たるようにします。
3. 表面麻酔クリーム
フラクショナル照射の際には、照射部位や出力レベル、肌状態などによっては、ピリピリ感や熱感、ハリで刺されるような痛みを感じることがあります。そのため、こうした刺激に備えて、施術前に麻酔クリームを塗布することもあります。顔全体に、約20~30分放置してからふき取り照射します。
4. ルビーフラクショナル照射
ルビーレーザーをフラクショナル(点状)に照射します。シミ部分は濃い反応が出やすく、多少チクチク感や熱感を感じる場合あります。肌状態やご希望に合わせて、出力調整を行うこともあります。
5. クーリング(冷却)
照射後の赤みやヒリつき、ほてりを抑えるために冷却マスクでクールダウンさせ、保湿剤を塗布します。
6. アフターケア
施術後の注意点(紫外線対策、スキンケア)についてご説明します。赤みや乾燥が数日続く場合もありますが、洗顔やメイクは基本的に翌日から行って問題ありません。
施術時間・ダウンタイム
施術時間は約15~30分ほどです。
施術後は半日程度、ヒリヒリ感やほてりを感じることがあり、軽い赤みが1~3日ほど続く場合があります。
入浴や運動などで血流が促されると、赤みやほてりが一時的に強まることがありますので、施術後数日はお控えください。
症状が気になる場合は、冷却や十分な保湿を行うことで和らげることが可能です。
まれにかさぶたができることがありますが、目立ちにくく、メイクでカバーできます。
効果が出るまでの期間と回数
初回の照射直後から3~4週間ほどで、「トーンアップ」や「透明感アップ」などの効果を実感する方が多く、3~5回継続的に照射することでより一層明確に効果を実感できるようになります。施術の間隔としては、約6~8週間おきが目安です。
ルビーフラクショナルがおすすめの方
・シミを徹底的に改善したい
・広範囲に細かなシミがある
・全体的なくすみ・色ムラ・色素沈着が気になる
・施術後にテープを貼りたくない方
・シミやトーンアップと肌質改善を同時にしたい
・肝斑があって刺激が心配だけど、レーザー治療を受けたい
・できるだけダウンタイムの少ないシミ治療を探している
・ピコレーザーやIPLでは改善されず物足りなかった
・軽度の毛穴・小ジワへのハリ感向上をしたい
ルビーフラクショナルの効果が出にくいケース
・赤みや血管拡張(赤ら顔など)→IPLやレーザーVの方が効果的
・深いしわやたるみ→HIFUやRF系(ボルニューマなど)との併用がおすすめ
サリアクリニックは他の施術と組み合わせたルビーフラクショナル施術も提供
サリアクリニックでは、ルビーフラクショナルはもちろんのこと、ヒアルロン酸注入やフラクショナルCO2レーザーなどの他の施術を組み合わせて、より高い効果を目指すことができます。低ダメージでありながら、高い効果を期待できるのでとても人気の施術となっています。
当院は、ルビーフラクショナルレーザーを導入して15年以上になります。豊富な症例実績と確かな技術で、安心して治療を受けていただけますので、シミやくすみ、毛穴で悩んでいらっしゃる方は、是非一度ご相談にいらしてください。






















