2023年3月3日
笑うと目立つほうれい線へのヒアルロン酸注入についての解説!
小鼻から口元に向かうハの字のラインにできるほうれい線――。これがあるだけで、一気に見た目年齢がアップしてしまいます。小じわも気になるけれど、顔のど真ん中に鎮座するだけにほうれい線を何とか薄くして、若々しさを取り戻したい!
今回は、そんなあなたに、ほうれい線ができる原因からその種類、目立ちにくくする方法として人気のヒアルロン酸注入についてご紹介していきます。実際に施術を受ける際は、クリニック選びのポイントについてもご紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。
笑うと目立つほうれい線へのヒアルロン酸注入についての解説! - 目次
ほうれい線はなぜできる?
ほうれい線とは、小鼻から口元に向かうハの字に伸びるラインにできるしわや溝のことです。頬と口を動かす筋肉の境界線にできることから鼻唇溝(びしんこう)とも呼ばれています。
ほうれい線はイメージ的に、加齢によるものだと思われがちですが、原因はそれだけではありません。20代の若い方でも、場合によっては子供にもほうれい線が見られることからも分かるように、加齢以外にもほうれい線ができる原因はあるのです。
ほうれい線ができる原因は加齢だけではない
ほうれい線ができる原因は下記のようにいくつかあります。
骨格や顔の筋肉
20代までの若い世代の方にできるほうれい線の原因は、主に骨格や頬の筋肉のつき方など、そもそもの顔立ちにあります。たとえば、鼻の横のくぼみが大きかったり、骨が細かったり、ダイエットなどによって顔の皮下脂肪や筋肉が減り、全体的に骨ばったようになり、ほうれい線が目立つなどです。また、もともと顔の肉づきがよく、皮膚が厚い方だとほうれい線がくっきりとできやすいとされています。
乾燥
乾燥はシワを作り、そのまま放置するとさらに悪化させる原因として有名ですが、ほうれい線についても同じことが言えます。お肌が乾燥すると、バリア機能が失われ、トラブルを抱えやすくなると同時に、角層が厚くなって、しなやかさも失われていきます。こうしたことの積み重ねで最初は浅いしわができ、それがやがて深く刻まれていき、しわやほうれい線などにつながってしまうのです。
真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の減少
皮膚は角層、表皮層、真皮層で構成されています。このうち、真皮層は主にコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸で構成されており、これらを作り出す繊維芽細胞の働きが重要になります。しかし、私たちの皮膚は普段から紫外線や外界からのストレスを受けているばかりか、加齢や酸化、糖化ストレスによって、細胞の働きも鈍くなっていきます。そして、年を重ねると肌のハリは失われ、しわができたり、ほうれい線が刻まれていくのです。
表情筋の衰え
もともと表情が乏しく、あまり顔の筋肉を動かさない人はほうれい線ができやすいとされています。それは、表情筋が衰えると、その上に載っている皮膚や皮下脂肪を支える筋肉の力が弱くなり、やがて支えきれなくなった皮膚は落ちてたるみ、ほうれい線を作ってしまうからです。最近のマスク生活の中で顔の筋肉を大きく動かす機会が減ったことで、ふと鏡をのぞいた時にほうれい線が深くなったと気づかれるケースもよく見られます。
ほうれい線の種類
ほうれい線ができる場所はおおよそ決まっていますが、それぞれにできてしまう原因や症状は異なります。ほうれい線の種類は大きく分けて4つです。
S型ほうれい線
加齢とともに筋肉が皮膚や皮下脂肪を支えられなくなり、たるんだことによってできるほうれい線です。上を向いたり、目尻を引っ張ると、ほうれい線が目立たなくなるタイプです。
M型ほうれい線
元々の筋肉が強いために、できるほうれい線です。加齢とともに、皮膚や皮下脂肪が下がってくるのに、筋肉は強いため、より深いしわになりがちです。皮膚を引っ張ったり、上を向いても消えず、笑うとさらに深い溝ができるタイプです。
B型ほうれい線
加齢とともに骨も痩せていきますが、これがくぼみとなってほうれい線になります。鼻孔の横のあたりに深いくぼみが刻まれているタイプです。
Mix型ほうれい線
前述のほうれい線の原因となる要素がいくつも組み合わさってできたほうれい線です。実際には、このタイプのほうれい線が最も多いです。表情を変えなくてもほうれい線が消えず、シワが深いために、口元が引っ込んでいるように見えるタイプです。
ほうれい線を目立たなくさせるヒアルロン酸注入
ほうれい線を目立たなくさせる方法はいくつかありますが、中でも最も簡単で人気の施術がヒアルロン酸注入です。溝が刻まれたほうれい線部分にヒアルロン酸を注入することでボリュームアップ効果を発揮し、ほうれい線が目立ちにくくなります。継続的に注入することで肌質改善にも効果を発揮すると言われています。
施術方法
ほうれい線に沿って、3~4カ所に針を刺し、ヒアルロン酸を注入していきます。注入量は片側でおおよそ0.5~1.0ccで、10〜15分ほどで片側の施術が終了します。針を刺す際には、チクッとした痛みが生じると同時に、ヒアルロン酸を注入している際に押される感覚があります。多くのクリニックは、様々なタイプの麻酔を用意していますので、痛みに弱い方は麻酔を使うことをご相談されるといいでしょう。
クリニックによっては、マイクロカニューレという、針先が丸く、薬剤が針の側面から出るタイプの特殊な管で施術することもできます。こちらであれば、管を挿入する穴を針で1カ所開け、あとはそこからマイクロカニューレを挿入し、皮下に沿わせながら薬剤を注入していけばいいので、複数回刺す必要がありません。また、管の先端は丸いので皮下で毛細血管などを傷つけるリスクが減り、内出血や腫れといったダメージを減らせるメリットもあります。こうした施術を実施しているかは、各クリニックに問い合わせてみてください。
ダウンタイム
ほうれい線へのヒアルロン酸注入では、内出血や腫れなどが起こる可能性がありますが、ほとんどが1~2週間でなくなります。口元ですので、マスク生活の間に施術をしておけば、人目に触れる機会も少ないでしょう。
持続期間
ほうれい線に注入するヒアルロン酸の持ちは、1年~1年半、ものによっては2年ほど持続するものもあります。これはヒアルロン製剤の種類によって、粒子の大きさや硬さが異なるため、生じる持続期間の違いです。また、注入量が多ければ、当然、持続期間も長くなりますが、たくさん入れればいいというわけではなく、入れすぎるとほうれい線周辺に不自然な膨らみが出てしまったり、顔がパンパンに膨らんだ印象を与えてしまうので、適量を見極める必要があります。
ヒアルロン酸注入のクリニック選びのポイント
ヒアルロン酸は目的や部位によって適した種類が異なります。ご自身のほうれい線にはどのヒアルロン酸が合っているのかを見極めてもらえる、様々な種類のヒアルロン酸を取り扱っているクリニックを探すといいでしょう。
また、ほうれい線は、くぼみや筋肉のつき方によって、注入量も注入位置も異なります。そうしたことを熟知し、最適な位置に最適量を注入できる熟練した医師を探すと、施術も施術後のダウンタイムも快適に過ごすことができるでしょう。
サリアクリニックでは専門医が様々なヒアルロン酸を取り揃えてお待ちしています
サリアクリニックでは、患者様に最適のヒアルロン酸を提供できるよう、硬さや大きさの異なる粒子でできた最高級素材のヒアルロン酸を常に厳選し、各種取り揃えています。そのうえで、皮膚軟部組織や筋肉、末梢神経などに精通した経験豊富な形成外科医や美容外科専門医が患者様お一人お一人にあったヒアルロン酸の注入を行っていきます。
ヒアルロン酸の注入は、注入部位や患者様の肌質、皮下組織の量や質によって、注入すべき層や量が異なります。そうしたことを丁寧なカウンセリングと診断の中で精査し、施術します。
患者様に何度も鏡で確認していただきながら丁寧に注入していきます。
とは言っても、注入時は目を閉じていただき、注射した後の状態をご確認いただくということです。
サリアクリニックだからこそできる、オーダーメイドのほうれい線へのヒアルロン酸注入を是非ご検討ください。